黄金時代コーチ黒江氏も心配…西武・辻新監督の不安材料

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 一歩間違えれば、「あの人」と同じ轍を踏みかねない。

 西武辻発彦新監督(57)が昨3日、所沢市内の球団事務所で就任会見を行った。報道陣からは12球団最多だった今季の101失策について、守備面での質問が殺到。辻新監督は、「まずは選手個々の技術力でしょう。なぜ失策が多いのか。そこを考えなきゃいけない」と話し、さらに最近の選手気質についても言及した。

「(中日などで)コーチをしていて、話が食い違うことがあった。ゆとり世代、ですか。精神的に弱い選手が多いのかなと感じることもある。広岡監督の管理野球? 今はああいう感じは難しいけど、あの経験は非常に力になった。ただ、今は頭ごなしにやっても……。ユニホームを着たらガッと(強い言葉が)出ますけど、それは仕方ない(笑い)」

 とはいえ、コーチと監督とでは選手に対する接し方はまるで違う。良い例が就任1年目の14年6月に休養した西武の伊原元監督だ。巨人ヘッドコーチ時代は鬼軍曹として選手を教育。憎まれながらも、チームをまとめていた。が、監督になっても自分の考えを選手に押し付けるや、総スカンを食った。

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