昇給も“神ってる” 広島・鈴木253%増に「内川道場」効果

公開日: 更新日:

 広島鈴木誠也(22)が昨14日、契約更改交渉に臨み、4300万円増の年俸6000万円でサインした。

 今季は129試合の出場でリーグ2位の打率.335、29本塁打、95打点、16盗塁の好成績。右翼のレギュラーの座をつかみ、25年ぶりにリーグ優勝を果たしたチームを象徴する選手となった。

 2試合連続サヨナラ本塁打を放った6月18日のオリックス戦後に緒方監督が言った「神ってる」は、今年の流行語大賞を受賞。全国的に注目を集めた年を振り返り、「『神ってる』と言ってくださったおかげで(自分を)知ってもらえたと思う。まだまだ満足していない。来年は1年間フルに出て新しい自分に出会えるように頑張りたい」と笑顔を見せた。

 出だしは最悪だった。キャンプ中に右足太もも裏を肉離れ。開幕一軍を逃した。4月に一軍に昇格するも、なかなか安打が出ず、月間打率は.250。当時、「ヤバイっすね。クソみたいな打撃しかできてないんで。このままじゃ、また二軍っす」と漏らしていた。

 が、5月以降に巻き返せたのは理由がある。今年1月、初めてソフトバンクの内川に弟子入り。合同自主トレを行い、「自信」と「コツ」をつかんでいたのを思い出したからだ。

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