霞ヶ関か若洲か 五輪ゴルフ会場問題はなぜ盛り上がらず?

公開日: 更新日:

 開催地に挙げられているゴルフ場の事情はわかったが、国民や都民は会場見直しについてどの程度、関心があるのか。スポーツライターの工藤健策氏がこう語る。

「霞ケ関CCがどれほど名門なのか、ゴルフをやらない人にはわかりません。なぜこのゴルフ場になったのかという理由も不透明です。会場新設ではないので多額の予算がかからないということもあるが、そもそもゴルフが五輪競技といわれてもピンとこないし、1日5時間近く、メダル確定まで4日間も続くゴルフ競技はテレビ中継にも不向きですから、東京大会で終わるかも知れません。会場問題も国民や都民の関心は薄いと思う」

 ちなみに、リオで112年ぶりに五輪に復活したゴルフだが、ジェイソン・デイやダスティン・ジョンソン、ジョーダン・スピース、アダム・スコットに松山英樹といったトップ選手が多数欠場し、すでにローリー・マキロイは、リオ大会同様、東京大会にも不参加を表明している。

 ジャンボ尾崎の全盛時が懐かしいほど、人気も競技人口も激減したゴルフ。ファンにとっては「五輪会場なんて、どこでもいいんじゃないの」というのが本音ではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方