侍J権藤博投手コーチ「WBCは8年前と明らかに変わった」
そして迎えた今回の第4回大会である。まさか自分が日本代表のユニホームを着て、このWBCを戦うことになるとは思っていなかったが、各国の大会への向き合い方は、さらに変わってきたと実感している。
ここまで日本が戦ってきたキューバ、オーストラリア、中国、オランダ、イスラエルは凄まじい圧力を持って立ち向かってきた。
米国で行われたC組、メキシコで行われたD組の1次ラウンドも劇的な試合の連続だ。C組、D組の1次ラウンド計13試合で実に7試合が逆転による決着。2点差以内の接戦も6試合を数えた。8年前とは選手が発するオーラが明らかに違っている。
日本はロサンゼルスで行われる決勝トーナメントへの進出を決めた。現時点でまだ、相手は決まっていない。プエルトリコ、ドミニカ共和国、米国、ベネズエラのどこが勝ち上がってきても、厳しい戦いになるだろう。特にメジャーリーガーが並ぶ打線はどこも強力だ。
相手に不足なし。そんな心境で米国に降り立った。