競泳日本女子史上初5冠 池江璃花子は打倒ライバルへ照準

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 女子高生スイマーが歴史を塗り替えた。

 16日に幕を閉じた競泳の世界選手権(7月、ブダペスト)の選考を兼ねた日本選手権で、池江璃花子(16=淑徳巣鴨高)が最終日に50メートル自由形(24秒57)と100メートルバタフライ(57秒39)で優勝。今大会は自由形(100、200メートル)、バタフライ(50メートル)の計5種目を制覇して世界選手権代表の内定を勝ち取った。5冠達成は女子では史上初の快挙だ。

 今や女子のエース格に成長した池江は「5冠を狙っていたのでうれしい。世界選手権ではメダルを目標に頑張りたい」と昨夏のリオ五輪以来となるビッグレースに照準を定めた。

 その世界選手権ではリオ五輪100メートル自由形で同着となり金メダルを分け合った、シモーン・マニュエル(20=米国)、ペニー・オレクシアク(16=カナダ)との再戦が見込まれる。オレクシアクとはジュニア時代からしのぎを削ってきただけに「絶対に負けたくない」とライバル心を隠さない。

 リオの同種目で準決勝敗退に終わった池江は、ライバルにどこまで食らいつけるか。

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