巨人・カミネロ&クルーズに囁かれる“チーム内トレード”
外国人枠の関係で二軍生活が続くルイス・クルーズ(33)である。29日現在で打率.311、イースタンリーグトップの8本塁打と打ちまくっているクルーズを貧打の救世主に、というわけだ。
「一軍の二塁は開幕から中井が使われたが、チャンスを生かせず、ここ2試合は脇谷が出場。誰も定着できていない。すぐにできる貧打の打開策としては、クルーズ昇格以上の方法はない。シーズン中に勝利の方程式を解体するのは怖いだろうが、救援陣より何より打線のテコ入れが優先。そういうコーチもいます。あとは高橋由伸監督の決断一つです」(チーム関係者)
巨人は29日、パ・リーグ首位の楽天との交流戦開幕戦に向けて敵地で全体練習を行った。高橋監督はパ相手にやられ続ける交流戦について、「セ・リーグは苦労している。良くも悪くもペナントを左右する。去年も広島は結局それ(交流戦3位)があったから」と腕をまくった。二軍からこの日、二塁手が合流したが、クルーズではなかった。2年目の山本だ。
クルーズは昨年、怠慢プレーを問題視され、クライマックスシリーズに出場できなかった“前科”がある。それでも待望論が内外から起こり始めるほど、チーム状態は悪いということだ。