オリ西144球の完投負け “懲罰投球”は百害あって一利なし

公開日: 更新日:

 スポーツライターの工藤健策氏も呆れ顔でこう語る。

東京五輪の招致や女子柔道の強化選手による暴力・パワーハラスメントの告発などをきっかけに暴力指導や強制練習などは激減している。それが、国内で一番の人気スポーツといっても過言ではないプロ野球において、懲罰投球という、形を変えた暴力指導が今も行われているのは信じられない。投手の肩は消耗品という考えが国内にも浸透している今、監督の怒りで100球以上も投げさせられる選手にとっては、まさに暴力以外の何ものでもないし、勝負を見に来ているファンに対しても失礼です。選手は球団の財産であって、監督の私物ではない。信頼して登板させた投手が思うような投球ができなかったのなら、その理由を聞き、改善すればいいのです。懲罰投球から得るものなど何もない」

 野球は東京五輪で一時的に復活するが、北京大会を最後に五輪種目から除外されたのは当然だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」