西武・菊池に米スカウトが秋波「大谷よりはるかにいい」
それなら、復調途上ながら163キロをマークした大谷は、投手として評価できないのか。
「札幌では明らかに上体に頼ったピッチングだった。おそらく不安のある右足首をかばって投げているのだろう。それでも163キロをマークするポテンシャルの高さは認めても、これから先、投手として成長するかどうかは未知数と言わざるを得ない。球速を150キロ台中盤に抑えても、制球を磨くのがベストだが、現時点では菊池よりはるかに球がバラつく。オフに右足首にメスを入れるのも不安材料だ」
その大谷は14日のロッテ戦に、打者としては9日以来の出場。1点を追う五回1死から中前打で出塁し、2得点の起点に。登板から2日後の出場にも「問題はない」と言った。
大谷は米国で「日本のベーブ・ルース」といわれている。要は投打ともに非凡な素質を持っているところが「FA移籍なら総額300億円」というハンパじゃない評価につながっている。
現時点で投手としての完成度では、花巻東高の先輩である菊池の後塵を拝しているようなのだ。