本田真凜のシニア初戦Vはジュニア女王への“ご褒美”か

公開日: 更新日:

 女子フィギュアスケートに新鋭が現れたと評判である。

 昨年の世界ジュニア選手権女王の本田真凜(16)が「USインターナショナル・クラシック」(14~16日=米・ソルトレークシティー)で、合計198.42点をマークして優勝。シニアデビュー戦となった今季の国際大会初戦で幸先のいいスタートを切った。

 高地(標高1300メートル)特有の酸素の薄さからショートプログラム(SP)、フリーとも息切れしそうになりながら、全てのスピンで最高難度のレベル4の評価を得るなど、上々の滑りを披露した。

 シニア初戦を制した本田は「ミスがあった中で、この点数が出せてよかった。まだまだ頑張らないといけない」と話し、あらためて来年2月の平昌五輪を目標に掲げた。

 ジュニア女王がシニア選手に交じって堂々の演技を見せたとはいえ、額面通りには受け取れない。実はジュニア選手権の覇者はシニアデビュー戦や翌シーズンの国際大会初戦で優勝するのが「慣例」となっているともっぱらだからだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • その他のアクセスランキング

  1. 1

    カーリング「ロコ・ソラーレ」代表落ちでも大人気!《SNSの投稿はまるでアイドル》の指摘も

  2. 2

    女子ジャンプ元女王・高梨沙羅 W杯自身初の表彰台ゼロの裏に致命的な日本の「鎖国体質」

  3. 3

    バド日本代表HCが韓国代表監督に就任!名伯楽が明かしていた「日本での冷遇」「母国のラブコール」

  4. 4

    日本の「お家芸」はなぜ大惨敗だった?競泳&バドミントンは復権どころかさらなる凋落危機

  5. 5

    スキージャンプ高梨沙羅またまた「失格」の深層…北京五輪、W杯に続く失態にSNS《また?》と物議

  1. 6

    「羽生結弦は僕のアイドル」…フィギュア鍵山優真の難敵・カザフの新星の意外な素顔

  2. 7

    私は何度でも嫌われ役を演じる覚悟です。エキスポ駅伝の開催前に「吠えた」理由を話します

  3. 8

    カーリング日本女子が到底真似できない中国の「トンデモ強化策」…世界選手権では明暗クッキリ

  4. 9

    スキージャンプ“52歳のレジェンド”葛西紀明が担うもう一つの重要任務…W杯代表入りでギネス記録更新

  5. 10

    世界陸上が終わってからが正念場…国立競技場は民営化で「稼げるスタジアム」に変貌できるのか

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に