何勝できるか 大谷翔平のメジャー1年目にこれだけの不安

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 投手として完成された状態でメジャー移籍した日本人投手ですら、中4日の過酷なローテーションで投げ続けた結果、故障、手術を強いられている。ボールの違いによる肩、ヒジの負担も大きい。

 レッドソックス時代の松坂が11年にトミー・ジョン手術を行ったのをはじめ、12年には和田毅(オリオールズ)、13年には藤川球児(カブス)、15年にはダルビッシュ(レンジャーズ)が同手術を受けた。田中(ヤンキース)は1年目の7月に右ヒジ靱帯の部分断裂で全治6週間のケガを負った。岩隈(マリナーズ)も今季、5月に右肩痛を発症し、手術も検討しているという。

 メジャーに詳しいスポーツライターの友成那智氏は言う。

「1年目に2ケタ勝利をマークした松坂、ダルらにしても、疲労もあって後半以降は失速した。大谷はスタミナなどまだまだ成長過程にあるだけでなく、今季は投手としてほとんど投げていない。オフには右足首の手術をするというし、それとは別に今季はハムストリングを故障してもいる。ましてメジャーで二刀流を継続するには打撃練習もする必要がある。1年目から投手としてバリバリ勝ちまくることは、考えづらいというのが正直なところです」

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