自己ワースト5週連続…石川遼“連続予選落ち”いつ止まる?
【三井住友VISA太平洋マスターズ】
石川遼(26)の予選落ちが止まらない。日本オープンから自己ワーストの5週連続になり、復活の兆しすら見えてこない。日本ツアーに戻って、これまで10ラウンドを消化してアンダーパーが一度もないのだ。
多くのトップアスリートを指導してきたフィジカルトレーナーの平山昌弘氏が「ゴルフ以前に体の問題です」とこう解説する。
「石川は筋トレの影響だと思うが、体全体が太くなっているのがよくわかる。ただスイングは体の安定に応じた範囲でしかできない。体に安定性がないのに、筋肉ばかりつけて力ずくでクラブを振れば、バランスが悪くなってショットが乱れる。また筋力重視のトレーニングをすることで代謝機能が低下し、疲労が抜けにくく、集中力も低下しやすくなる。特に内転筋からインサイド寄りのハムストリングが有効に使えていない。そして股関節付近にむだな力が入り、スムーズな体重移動ができなくなることが長引く不振の理由に挙げられるのではないか」
平山氏によると足指の付け根部分にはメカノレセプターという動きを感じるセンサーがあり、ここを活性化させれば、あらゆるライにも対応できるようになるそうだ。