女子プロ協会が要求 「放映権料」に喘ぐゴルフ界の惨状
■平均視聴率は昨年よりダウン
女子ツアーの視聴率(日本ゴルフトーナメント振興協会調べ・関東日曜日)を見ると、別表のように10%超えは1試合もなく、平均4・7%とすでに危険水域に突入している。BS中継3試合を除く34試合で、前年視聴率をクリアしたのは10試合だけ。24試合は前年より数字が落ちているのが分かる。
しかも、メジャー4試合(ワールドレディス、日本女子プロ、日本女子オープン、LPGAツアー選手権リコーカップ)も軒並み数字がダウンしているのだ。
「危険水域の5%切りの大会が21試合もあり、女子ツアーはスポーツ番組のコンテンツとして数字が悪い。それでよく“放映権料をよこせ”と言えたものだとあきれている主催者もいるようです」(テレビ局関係者)
協会には、女子大会を開催したいと冠スポンサー候補が後を絶たないようだが、それは接待効果の高い華やかなプロアマ戦があるからだといわれている。テレビ視聴率だけ見れば、さほどうまみのあるイベントとはいえない。
どうやら女子プロ協会は、「いまなら大金が入る」と大きな読み違いをしたようだ。