女子プロ協会が要求 「放映権料」に喘ぐゴルフ界の惨状

公開日: 更新日:

■平均視聴率は昨年よりダウン

 女子ツアーの視聴率(日本ゴルフトーナメント振興協会調べ・関東日曜日)を見ると、別表のように10%超えは1試合もなく、平均4・7%とすでに危険水域に突入している。BS中継3試合を除く34試合で、前年視聴率をクリアしたのは10試合だけ。24試合は前年より数字が落ちているのが分かる。

 しかも、メジャー4試合(ワールドレディス、日本女子プロ、日本女子オープン、LPGAツアー選手権リコーカップ)も軒並み数字がダウンしているのだ。

「危険水域の5%切りの大会が21試合もあり、女子ツアーはスポーツ番組のコンテンツとして数字が悪い。それでよく“放映権料をよこせ”と言えたものだとあきれている主催者もいるようです」(テレビ局関係者)

 協会には、女子大会を開催したいと冠スポンサー候補が後を絶たないようだが、それは接待効果の高い華やかなプロアマ戦があるからだといわれている。テレビ視聴率だけ見れば、さほどうまみのあるイベントとはいえない。

 どうやら女子プロ協会は、「いまなら大金が入る」と大きな読み違いをしたようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に