優勝でなくCS狙い? G由伸監督「3人で20勝」の弱気ノルマ
「先発3人で20勝とは何とも微妙ですね」
巨人OBの評論家、高橋善正氏の感想である。
今季、11年ぶりのBクラスとなる4位に終わった巨人の高橋由伸監督(42)が24日、ラジオ日本の収録で、来季の先発投手陣について言及。メジャーに流出した3本柱の一角、今季14勝8敗、防御率2.25だったマイコラスの穴をどう埋めるかが課題として、具体的な目標値をはじき出したのだ。
まずは菅野、田口、畠を新3本柱に指名し、FA入団が決まった野上、暴行事件の不祥事によって4登板1勝に終わった山口俊、若手左腕の中川に期待。「(3人で)20勝してくれれば」とノルマを設定した。
「仮に今季17勝の菅野、13勝の田口、6勝の畠に多少の上積みを期待して3人で『40勝』。そこに野上、山口俊、中川で『20勝』だと先発陣で『60勝』です。今季はリリーフ8投手で『13勝』。来季も同じで見積もっても、合計『73勝』にしかなりませんから」(前出の高橋氏)
■3位が精いっぱいの星勘定