日ハム斎藤佑にズバリ聞いた 清宮への助言と8年目の覚悟
――一軍キャンプでは清宮とどう接するつもりですか?
「野球についてはやりたいようにやればいいと思いますけど、一軍帯同のルーキーは清宮ひとり。心細い部分はあると思う。もちろん自分のことにも必死にならないといけないんですけど、選手というより高校の一先輩として、できるところは手助けしたい。キャンプ中に一緒に食事? (栗山)監督がOKというなら誘うかもしれません」
■「僕自身は死に物狂いで結果を」
――清宮とは、大卒と高卒、投手と野手で状況は違うが、改めて新人年を振り返ると?
「成績(6勝6敗、防御率2.69)としては、今思えば十分すぎる成績だったと思います。ただ、当時は(周囲から)常に見られているという状況で、期待も感じていました。自分自身、いいところを見せようという気持ちもゼロではなかった。もっと勝たなきゃいけない、もっと上を目指してレベルアップしなきゃいけないと思いすぎてしまった。それで無理をして(プロ2年目の)右肩のケガにもつながってしまった部分はあるかもしれません。新人年はダル(ダルビッシュ有)さんがいたり、プロの世界は人それぞれ自分のスタイルがあって活躍をしている。(他の投手と)比較をされる中でも自分を見失わず、必要以上に焦らなくてもよかったのかなと思います」