“左腕王国”と化すDeNA 「偏りすぎ」の声に投手コーチ反論

公開日: 更新日:

 昨秋のドラフトでDeNAが大学ナンバーワン左腕の東克樹(22=立命館大)を1位で一本釣りした際、「左が有利といっても、いくらなんでも集めすぎ。逆にアンバランスだよ」と他球団からはそんな声が上がった。

 2015年の今永、16年の浜口に続く3年連続の左腕1位指名。14年も同2位で石田を獲得しており、昨年はこの3人がすべて先発ローテーション入りした。今キャンプで早くも高い評価を受けている東がここに加われば、文字通りの「左腕王国」。ちなみに左腕4人が2ケタ勝利を挙げれば、球界史上初の快挙ということになる。それだけ異例といえば異例の構成で、先発ローテの6人で右腕がウィーランド、井納の2人だけということになれば、確かに「偏りすぎ」という見方もできる。

 が、木塚投手コーチはこう言った。

「(15年に)スカウトをやったから分かるけど、これだけ実力のある左腕を揃えるのは簡単じゃない。いい左がいたら取れというのは定説。今は(各球団に)左の強打者も多くなった。そこを抑えるためには、左がたくさんいても多すぎるということはない。3年後くらいに(左腕4人が)熟したときに大きな意味をなしてくると思う。今はそのための土台をつくっていかないといけない段階です」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”