4タコも貢献度大 ヤクルト青木「いるだけでいい」の価値
川端が言う。
「今まで引っ張り専門だった自分が引っ張れなくなって悩んでいた。オープン戦の頃、青木さんに相談したら、『オレもメジャーに行く前に同じようになったんだよ』と言われ、アドバイスをもらった。もう少しポイントを前にして、投手を上から見下ろすような感覚で打つと、引っ張りの感覚を取り戻せました」
初戦で古巣の巨人から2安打1打点をマークした奥村もこう言った。
「劣勢で焦る場面、特に巨人の2戦目(4点先制するも逆転され、再逆転)は、一気に点を取られたので冷静になれない雰囲気があった。そういうときも、青木さんが『1点ずついこう』と声をかけていました。(チームが勝つという)結果も出ているので、それにみんながついていっているんだと思います」
最後に石井打撃コーチはこう言った。
「青木はいるだけでいい。いることがチームにとっての大きなプラス」
ヤクルトでは破格の年俸3億3000万円も高くはないか。