日本はどう戦う ベルギーの要注意人物を鈴木良平氏が解説

公開日: 更新日:

■チーム熟成のチャンスを放棄してしまった

 そんな強豪相手に日本は、どんな戦い方で挑めばいいのか? 現地取材中の元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏が「今の日本代表の攻撃にMF香川は絶対に欠かせません」とこう続ける。

「ポーランド戦で香川は出番なし。日本の攻撃は機能不全に陥りました。香川は自ら突破を図ってシュートに持ち込むだけでなく、1トップの大迫、左サイドアタッカーのMF乾、右のMF原口と連係をとりながら<彼らのポテンシャルを存分に引き出す>ことに長けている。序盤2試合の先発メンバーとフォーメーションに戻し、攻めては香川を中心に好連係をとりながら試合の流れを引き寄せ、守っては吉田と昌子のCBコンビを軸に粘り強く守ることを試合中、徹底してやり抜くしかありません」

 4月9日にハリルホジッチ前監督の後釜に納まった西野監督は、W杯本大会までのテストマッチ3試合で3バック、4バックを併用して計14パターンの布陣を試した。

 W杯本大会の直前合宿になってメンバー、布陣を固定して1戦目のコロンビア戦、2戦目のセネガル戦に臨んだ。日に日に選手同士の連係、距離感、プレー精度が向上していった。だがポーランド戦で西野監督は、自ら良い流れをブチ壊した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”