稼ぎはトッププロも…2勝目遠い勝みなみの「賞金が一番」
【サマンサタバサレディース】
2戦連続で初日66で回り、6アンダー首位の好スタートを切った勝みなみ(20)。「先週はうれしかったですけど、きょうのプレーで6アンダーはちょっと不満」と言った。
2014年に高校1年生で女子ツアー史上4人目のアマチュア優勝を果たしたものの、なかなか2勝目を挙げられずにいるが、稼ぎはトッププロだ。
高校時代はプロ転向せずにアマチュアのままプレー。昨年卒業して7月にプロ合格。4試合(1試合は予選落ち)で約266万円を稼いだ。今年2月には明治安田生命と所属契約も結び、前週まで18試合に出場してトップ10入り7回。すでに約3395万円(ランク9位)もの賞金を手にしている。今の勢いなら、今季は7000万円を超えるのではないか。
「勝の賞金といえば……」と、あるツアー関係者がこう語る。
「アマ時代は優勝しか頭になかった勝ですが、プロになった今は賞金が気になるようです。昨年は、予選を通過すると賞金計算が楽しいと語り、先週も、『プロですから一番大事なことはお金を稼ぐこと』と言ってましたから。プロは優勝できなくても順位が1つ違えば、賞金が200万円も違うことがある。それで慎重になっているのか、プロになってからの勝は、以前よりアドレスが長くなった。まだ20歳と若いのですから、目の前の賞金を気にするより、優勝にこだわるべきですよ」
先週は初日トップ発進からズルズル後退。終わってみれば10位タイでも193万円の賞金をゲット。ちなみに、20代前半の女性の平均年収は約250万円。やっぱり女子プロはカネになる。