日本ボクシング連盟を糾弾 JOCに送られた「告発状」の中身

公開日: 更新日:

 アマチュアボクシングを統括する日本ボクシング連盟が大揺れだ。

 都道府県連盟の有志による「日本ボクシングを再興する会」が27日付で日本オリンピック委員会(JOC)、日本スポーツ振興センター(JSC)などに告発状を送付した件である。

 告発状によれば、JSCがリオデジャネイロ五輪男子ライト級に出場した成松大介選手(28=自衛隊)に対して交付した240万円の助成金を、日本連盟が3等分して別の2選手に80万円ずつが渡されていたと指摘。国費が充てられている助成金の不正流用の可能性があり、それを指示したのは日本連盟の山根明会長(78)だとしている。

 しかも、助成金の目的外使用を指摘された今年5月に、連盟幹部が成松選手と面談した際、複数の幹部が、「会長の命令っていうと、おかしくなっちゃうから」「あなたが(自分の意思で)分けてやったと言ってくれるとうれしい」などと、同選手に隠蔽をそそのかした疑いも浮上している。

 告発状はさらに、審判への不当な圧力があったと指摘。

 山根会長が全国大会の会場で、特定の選手を負けさせるよう審判に指示したとし、従わなかった審判はその後の試合から外すなど、資格停止に近い措置をとっていると主張している。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ