現役審判2人が激白 ボクシング連盟「八百長疑惑」の真相

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 ある大会で奈良県の選手をレフェリーストップにかけ、負けにした経験を持つ西日本の連盟所属の現役審判員A氏はこう話す。

「試合は奈良県の選手が明らかに劣勢でした。このままだと選手の健康にも関わると思って、ストップをかけました。すると試合後、山根会長に『おまえのレフェリングはおかしい!』『なんで負けになるんだよ!』と怒鳴られた。会長に反発する立場ではなかったので、ひたすら『すいません、すいません』と謝るしかなかった。私は直接、『奈良の選手に勝たせろ』と指示を受けたことはありませんが、明らかに周囲の雰囲気でそれはわかりました。奈良の選手が負けると、会長の機嫌が目に見えて悪くなり、翌日のミーティングでは普段より熱を入れて審判を叱咤していましたから」

 別の現役審判員B氏も「私もその試合の現場にいましたが、あれはストップをかけて当然」と証言する。

 このA審判は会長に嫌われたのか、現在は主要な大会には呼ばれなくなったという。

■奈良の選手を負けにした審判に「帰れ!」

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