小倉清一郎氏が解説 2度目の春夏連覇を狙う大阪桐蔭の死角
それなら、勝つ要素があるのはどこか。
「力があるのは、不祥事明けながら昨夏に大阪桐蔭に勝っている仙台育英(宮城)。それと昨夏の甲子園を制した花咲徳栄より、複数の好投手を抱える同じ埼玉の浦和学院がいい。センバツ準優勝の智弁和歌山は投手のデキ次第で可能性がある。昨秋の明治神宮大会で大阪桐蔭に唯一、土をつけている創成館(長崎)は総合力が高い。投手が良くて失点が少ないチームは確率が上がる。センバツ8強で地方大会全5試合無失点の星稜(石川)、同6試合3失点の龍谷大平安(京都)、同5試合4失点の創志学園(岡山)が当てはまります。好投手の2年生エース西を擁する創志学園はダークホースに挙げられます」
なお古巣の横浜(南神奈川)は、能力が高い選手は多いものの、失点が多い(同6戦15失点)ため、このグループには入ってこないという。