25歳の出水田が初V「1勝に安心」の落とし穴を評論家が指摘

公開日: 更新日:

【ライザップKBCオーガスタ】

 大会2日目からトップの出水田大二郎(25)が、通算14アンダーまでスコアを伸ばして逃げ切り、ツアー初優勝を遂げた。

「信じられない気持ちでいっぱい。ゆくゆくはメジャーに出られるように頑張りたい」(出水田)

 今季ツアー初優勝は重永亜斗夢、秋吉翔太(2勝)、市原弘大に続いて4人目だ。

 しかし1勝だけでツアーから消えていくプロも少なくない。

 重永も国内開幕戦に勝った後は5戦連続予選落ちだった。だから今季獲得賞金2975万円(ランク11位)も、ほとんどが優勝賞金(2600万円)だ。

「目標設定の問題でしょう」と評論家の宮崎紘一氏がこう言う。

「勝てば大金が手に入り、2020年までのシードとプロ生活が保証される。1つ勝っただけでほっと安心してしまえば、そこで終わってしまう。最近、ツアー94勝の尾崎将司と話す機会があり、“優勝の喜びは一瞬。すぐに次に勝つために何をすべきかを考え始める”と、プロはいつまでも喜びに浸っているようではダメだと言った。尾崎は50勝しても、60勝しても常に足りないものを探し、練習に励んだから勝ち続けた。1勝が通過点ではなく、終着点になってしまうプロは勝ち続けることはできないでしょう」

 出水田も最終日終盤にボギーが2つも出た。それを克服するにはどうすればいいのかという課題がハッキリしている。

 優勝祝いの胡蝶蘭が自宅に殺到したり、祝福電話やメールの対応に大わらわだろうが、すぐ2勝目に向けて始動しないとダメだ。

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