錦織圭&大坂なおみ 全米オープンで“アベック4強”の快挙
日本勢の勢いが止まらない。
テニスの全米オープン(ニューヨーク)は5日(日本時間6日)、男女シングルス準々決勝を行い、男子第21シードの錦織圭(28)、女子第20シードの大坂なおみ(20)が揃って準決勝進出。日本の男女が史上初めて4大大会で同時に4強入りを果たした。
錦織は第7シードでジュニア時代からのライバルであるマリン・チリッチ(29=クロアチア)にフルセットの末に逆転勝ち。最後は粘る相手を振り切って4時間8分のゲームを制して、2年ぶり3度目の4強入りである。
大坂は世界ランキング36位のレシア・ツレンコ(29=ウクライナ)をストレートで下し、こちらは4大大会で初のベスト4入り。わずか57分で退け、日本勢で初めて4強に駒を進めた。
錦織は準決勝で、目下13連敗中のノバク・ジョコビッチ(31=セルビア)と対戦。大坂はマディソン・キーズ(23=米国)と当たる。
▽錦織のコメント
「タフなゲームだった。きょうは苦しかった。あまり良くない中でも戦うことだけを考えた」
▽大坂のコメント
「(4強入りは)すごく大きな意味がある。うれしいのと同時にほっとしている。コートでは試合以外のことは考えずに集中していた」