ツアーを長く支えた主催者との良好関係を小林会長ブチ壊し
それもこれも小林浩美会長が強引に推し進める「放映権をLPGAが一括して管理する」という手法が、主催者の怒りを買っているからだ。
もちろん、主催者の中にはLPGAに同調して放映権の管理を認めているところもある。それは映像を一括管理することで、海外で日本女子ツアーを放送できるというメリットがあるからだ。
しかし、主催者とのミーティングで「なぜ突然、放映権の話が降って湧いて出てきたのか」と質問されても、小林会長は明確に答えていない。ただ、米女子ツアーの放映権管理の事情を延々と説明するだけだという。
米女子ツアーと日本ツアーでは成り立ちも、歴史も違う。選手層の厚さも違う。米女子ツアーが放映権を持っているから、という理由だけでは、LPGAに放映権が帰属するという根拠には乏しい。
それよりも、なぜ昨年になって急に「放映権を一括管理」と言い出したのか、だ。
そこにはインターネット放送収入がすでに小林浩美会長の頭にあり、青写真まで描いていた。