貴乃花「弟子は我が子」の嘘 貴ノ岩の日馬富士訴訟で露呈
■千賀ノ浦親方の仰天も当然
訴訟については、4日放送のTBS系「Nスタ」で、東京相撲記者クラブ会友の大隅潔氏が「それは貴乃花の作戦・指示がなければできないことです」と語っていた。貴乃花は4日発売の「週刊文春」で「弁護士さんに任せていることです」と話していたことから、訴訟を知らなかったわけがない。
しかも、我が子同然の弟子を引き継いでくれた千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)に、訴訟の件を一言も伝えていなかった。千賀ノ浦親方が仰天したのも当然だ。
元貴乃花部屋の力士たちは千賀ノ浦部屋にあっては“新参者”。ただでさえ慣れない環境に戸惑っているのに、そのひとりが「実は元横綱を訴えています」では、身の置きどころがない。訴訟は泥仕合になっているだけになおさらだ。
貴乃花は「弟子のため」と言いつつ、弟子を盾にし、自分を正当化する。そうした我が身可愛さ、利己主義は協会内部でも反感を買っていた。今回の訴訟騒ぎで、貴乃花の弟子に対する本当の態度が、改めて露呈した。