16年オフに山口俊(31)と入れ替わりでDeNAに加入した平良拳太郎(23)は、巨人時代の3年間でマウンドに上がったのは1回だったが、移籍後は出場機会を増やし、今季は13試合に登板。移籍時には「いろんな縛りがなくて自主性を重んじる雰囲気がある」と新天地での居心地の良さを語っていた。
14年オフにFAを行使した相川亮二の代わりに、人的補償史上最短かつ最年少となる19歳でヤクルトへ移った奥村展征(23)や、昨オフ、野上亮磨(31)の代わりに西武へ移った高木勇人(29)も、移籍先で着実にチャンスを掴んでいる。
巨人で塩漬けになっている投手たちはむしろ、「指名」を待ちわびているかもしれない。