今平周吾が1勝で賞金王で 日本男子“どんぐりの背比べ”露呈

公開日: 更新日:

■強烈に強い選手がいない

「プロは、みんなの記憶に残る勝ち方をしてナンボの世界に生きている」と評論家の宮崎紘一氏がこう続ける。

「今平はシーズンを通して安定した成績を残し、コツコツと賞金を積み重ねてトップに立ったわけですが、勝った試合(ブリヂストンOP)や、そのプレー内容をすぐに思い出せる人は少ないでしょう。最近、尾崎将司と話した時に、いみじくも“プロは、アマチュアがビックリするようなプレーを見せて勝つことが大事”と言った。勝負の世界は、勝つか負けるかのどちらか。賞金よりも勝ち星を積み上げていかないとファンの記憶には残らない。今季初優勝した日本人選手は8人もいたが、そういった意味でもツアーはどんぐりの背比べになっており、強烈に強い選手がいないことをよく物語っている」

 日本ツアーの賞金王になると米メジャーのマスターズから招待状が届いた時期もあった。しかし、今では世界ランクが出場基準になっており、賞金王タイトルにたいした価値はない。しいて言えば、試合数がどんどん減って人気低迷の日本ツアー5年シードが手に入るぐらいだ。それで満足しているようでは、ファンを魅了するプレーは無理だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”