雄星“争奪戦”から金満ヤンキース撤退 契約金額に影響も
メジャー屈指の金満球団が日本人左腕の獲得を見送った。
ヤンキースは12日(日本時間13日)までに、今季途中ブルージェイズから移籍し、FAになっていたベテラン左腕J・A・ハップ(36=今季17勝6敗、防御率3.65)と3年契約で合意。今オフのヤンキースはサバシアと契約延長、マリナーズからノーヒッターのパクストンを獲得した。セベリーノ、田中も含めた先発陣のうち、左腕が3人を占めることから、西武から大リーグ移籍を目指す菊池雄星(27)取りからは撤退したとみられる。
ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは、ウインターミーティングが行われているネバダ州・ラスベガスのホテルで菊池の代理人であるスコット・ボラス氏と会談。菊池について「(補強の)候補として語るだけの価値がある」と高い評価を口にしていたが、ベテラン左腕の獲得を優先した。
この日、ボラス氏は菊池獲得を検討する球団と本人も交えてロサンゼルス市内で面談すると明らかにした。資金力のあるヤンキースが降りたことで、菊池の金額に影響しそうだ。