そのタイミング? ヤクルト寺原が語ったソフト戦力外秘話
――チームに未練は?
「それはないです。絶対ソフトバンクでやりたいかと言われたらそうじゃなくて、野球がやれたらどこであってもいい。野球選手は結果が全てだし、結果が残せなかったらこうなるのは何年も前から分かっていること。自分は、それプラス年齢というのもあるので」
■球団を渡り歩いた特権
――ソフトバンクの査定は成果主義で厳しいといわれるが。
「やったらやった分だけべらぼうに上がるし、ダメなら下がるし、分かりやすいっちゃ分かりやすい。だから中にはすごく(高額を)もらっている人もいるので、お金に関してはすごい球団だと思います。それもモチベーションのひとつになる」
――ソフトバンクの強さはどこにある。
「やっぱり野球をやる施設というものが、キャンプも含めて二軍の施設もウエート施設も、本当にお金かけているなと思った。二軍にもすごく投資しているなと感じた。でも、僕はいろんな球団(横浜、オリックス)に行っているから、『ここはここまでの器具しかない』というのが分かるけど、ソフトバンクしか知らない子たちは当たり前と思っている。豪華な施設でトレーニングする環境には恵まれているけど、それしか知らないということで、考えが甘くなるかもしれないと。これは(いろいろな球団に)行ってみないと分からないことなので」