OP戦4連敗…ダメ虎は今季も“モヤシ打線”が最大のネックに
今年もダメ虎一直線か。
3日、阪神はソフトバンクに2―7でボロ負けしオープン戦4連敗。この日はメッセンジャー(37)、ガルシア(29)、西の先発3人(28)が登板したが、メッセは初回に満塁弾を、西も3ランを被弾した。とはいえ、両投手とも実績は十分。オープン戦で打たれたからといってあれこれ心配する必要はない。問題は2点しか取れなかった貧打線だ。この日は初回に大山が2ランを放つも、終わってみればわずか5安打。ロクにチャンスをつくれず、走者が出ても後が続かない。4連敗中の得点は3点、2点、0点、2点なのだから、勝てないわけである。
今の阪神で「オープン戦の成績など関係ない」と言える野手は、福留(41)、糸井(37)といった外野のベテラン勢くらい。一方、首脳陣にアピールすべき立場の“その他大勢”はといえば、毎試合毎試合、凡打を繰り返している。
昨季のチーム打率はリーグ5位の.253。85本塁打はセの最少だった。投手陣は同2位の防御率4.03と奮闘したものの、貧弱打線に足を引っ張られて最下位に沈んだ。試合後、矢野監督はメッセンジャーを5年連続6度目の開幕投手に指名。「徐々に調子が上がっている」とは本人の弁だ。ちなみにこの助っ人右腕は大のラーメン好き。モヤシを入れると「ダシが薄くなる気がする」と嫌っている。今季もモヤシのような貧弱打線をバックに苦戦しそうだ。