菅野圧巻でも小林では G原監督を悩ます炭谷との“相性問題”
とはいえ、問題が解決したわけではない。この日の捕手は炭谷ではなく小林誠司(29)だった。菅野は同学年の小林と相性が良く、高橋由伸前監督時代には「捕手小林」を直訴したこともある。炭谷と組んでの好投ではなかったからだ。
それだけに、原監督は頭が痛いに違いない。開幕まで2週間となっても、炭谷との相性問題は横たわったまま。「全権」を持つ原監督は、3年総額6億円でFA補強した炭谷を正捕手にして滑り出したいのが本音。しかし、エースとの相性は無視できない。さらに、投手によって捕手を代えることにも否定的なのだ。
複雑なのは炭谷も同じだろう。絶対エースと息が合わなければ、巨人の正捕手にはなれないからだ。
正妻問題はいよいよ混沌としてきた。