菅野圧巻でも小林では G原監督を悩ます炭谷との“相性問題”
実に投げやすそうである。巨人の開幕投手を務める菅野智之(29)が、圧巻の投球を見せた。
14日のソフトバンク戦は五回まで1人も走者を許さない完全投球。六回に三塁に入ったビヤヌエバの緩慢な守備による内野安打2本こそ許したものの、打たれたヒットはこれだけ。6回6奪三振無失点で、試合後は「いい準備ができた。前回はスライダーの逆球が多かったので、今回はある程度思ったところに投げられたので満足している」と振り返った。
前回の登板はオープン戦ワーストの4回9安打6失点だった。実戦で2度目のコンビとなる捕手の炭谷銀仁朗(31)と全く息が合わなかった。その前に組んだ楽天戦も2回2失点(自責1)。原監督は「2人の防御率はあまり良くないね」と10.50に跳ね上がった防御率を危惧していた。
試合前に意見交換して臨んだという菅野は「僕がそこに投げ切れていない。リード以前の問題」と炭谷をかばい、責任を背負った。そして「変化球の精度。感覚的なところ。原因は分かっているので修正できる」と断言した通り、昨年の日本一チームを相手に、中5日で立て直した。