著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

トルコの名将ギュネシ監督が太鼓判「香川は代表レベルだ」

公開日: 更新日:

 日韓W杯で成功したギュネシ監督は07~09年にFCソウルを指揮。アジアに精通した指導者となった。「極東の文化に触れて良い影響を受けた」と本人もしみじみ言う。

「東アジアの人々はより冷静だし、忍耐力を持って考える。そこは特筆すべき点だ。トルコにいるとイライラすることが多いけど、ビジョンを持って物事を進めていく姿勢は、今後も学ばなければいけない」と言う。

 その特性は香川にも通じる部分だ。彼はこれまでクラブや代表でさまざまな紆余曲折を経てきたが、焦らずに先を見据えて地道に困難を乗り越えようとしてきた。その意欲的な姿を間近で見ているからこそ、ギュネシ監督は「国際的な経験を積み、試合運びを熟知して質も高い。まだまだ代表レベルでもやれるし、35歳まで快適にプレーできるよ」と強調する。

 香川と長友佑都(ガラタサライDF)という日本代表の看板選手だった2人が、同時期にトルコにやってきたことは両国の関係強化にも役立つ。指揮官も、そこには大いに期待を寄せている。

「ベシクタシュのオルマン会長も極東展開に意欲を持っている。チームは17年に中国遠征を行いましたが、この3月には会長自身が日本を訪問しています。そうやって交流を深め、クラブも代表もより多くの試合ができるようにしたいですね」

 前向きに語るギュネシ監督は、今季終了後からトルコ代表監督に復帰してチーム再建に本腰を入れる。彼の指揮するトルコと日本の再戦が実現することを強く望みたい。(つづく)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ