借金4で最下位…広島に早くも囁かれる“ポスト緒方”の名前
スタンドのあちこちから厳しいヤジが飛ぶ。
昨季まで圧倒的な勝率を誇った本拠地のマツダスタジアムで2試合連続となる惨敗。ヤクルト打線の餌食にあった先発のジョンソンが3回6失点でKOされると、試合は一方的になった。0―9の完封負けを喫した7日の阪神戦で試合後の会見を拒否した緒方監督は、「こういう内容だと後につながらない。どんな展開になっても集中してやる。そういうことはしっかりやらないと」とこの日は口を開いたものの、表情は冴えなかった。
「開幕から3カード連続負け越しは、就任5年目を迎えた緒方政権では初のこと。丸の抜けた穴はやはり大きく、開幕9試合で8通りの打順を組むなど苦労している状態です。コーチ陣からは、選手の個人名を挙げて敗因を振り返るコメントが目立つなど、チームの雰囲気が良くないのは確か」(地元放送局関係者)
■いくらなんでも早過ぎる
10試合を終えて、チーム防御率4.19、チーム打率.227はともにリーグ5位。借金4を抱えて、まさかの最下位にしばらく腰を落ち着けそうな気配だというのだ。