原監督高笑い 巨人に9.5差独走折り返し許す虎鯉の体たらく
■広島は泥沼11連敗
巨人は最短で18日にもマジックが点灯する。巨人に歯が立たない阪神の体たらくは言うまでもないが、広島はもっとひどい。
10連敗中の広島はこの日の中日戦で先発ジョンソンが7回無失点の好投。が、1―0の八回、2番手のレグナルトが2本の安打と申告敬遠で満塁のピンチを招くと、藤井、京田に2者連続の押し出し四球を与えてジ・エンド。ある広島OBが怒り交じりにこう言った。
「継投失敗というよりベンチに責任がありますよ。レグナルトは防御率0.44の絶対的セットアッパーだが、パワー系の左腕で細かい制球力がある方ではない。1死二、三塁から3タコだった4番ビシエドを申告敬遠して満塁策を取ったことで、押し出しはできないというプレッシャーがかかった。結局2者連続の押し出し四球につながったわけで、作戦ミスだったことになる。申告敬遠といえば、この11連敗中に不可解なものがありました」
先月29日、2連敗目のDeNA戦である。
同点の延長十回裏のマウンドには中村恭。先頭の代打・桑原に三塁打を許したものの、神里、ソトを連続三振で2死まできた。が、緒方監督はロペスの申告敬遠を指示。4番筒香勝負に出たが四球になり、満塁から宮崎に中前へサヨナラポテン打を浴びた。