バスケ代表ラマスHCは八村塁チェック入念 順応力を高評価
男子バスケットボール日本代表のフリオ・ラマス・ヘッドコーチ(HC=55、アルゼンチン)が18日、都内で会見。約1カ月後に迫ったW杯(中国=8月31日開幕)について、「我々にとっては挑戦になる。これまで以上の準備をして臨みたい」と話した。
代表入りが確実視されるウィザーズ・八村塁(21)ら、先のNBAサマーリーグに出場した日本人選手4人のプレーを欠かさずにチェックしていたそうで、「塁はプロとしてのキャリアが始まったばかりだが、さまざまな経験をした。成長するためには良かったと思う。評価している」と期待を寄せた。
八村は3試合の出場で、1試合平均31・7分間プレー、同19・3得点、7リバウンド、1・7ブロック。ベスト5の次にランクされる「セカンドチーム」に選出された日本人ルーキーの可能性を、指揮官は「常に周囲に合わすのではなく、自分の秀でているところを出している。試合で順応する能力が高いと感じた」と評価した。
サマーリーグでは当初、3ポイントシュートが決まらず、NBAの壁に突き当たった。相手の厳しいディフェンスに押されて、後退しながらシュートを放つシーンも目立ったが、すぐに修正。ボールを受けると、パスやドリブルと見せかけてからシュート姿勢に入るなど、短時間で修正を図った。