八村塁をウィザーズ徹底監視…バスケ日本代表は戦々恐々
日本人ルーキーが、ドラ1の実力を証明した。米プロバスケットボール(NBA)のウィザーズ・八村塁(21)が11日(日本時間12日)、サマーリーグ(ネバダ州ラスベガス)のホークス戦で、自己最多の25得点をマーク。今大会は3試合に出場し、チームトップの58得点と即戦力ルーキーの片りんを見せつけた。
八村は近日中にも帰国し、8月31日開幕のW杯(中国)に向けた日本代表合宿に合流する。ウィザーズはW杯にスコット・ブルックス・ヘッドコーチ(HC)や今月中にも発表される新GMらを派遣して、国際大会でのプレーを視察する。すでに、若手主体のサマーリーグでルーキーの力量を把握しているウィザーズ首脳陣が中国まで足を運ぶのは、八村を監視する狙いもある。
NBAでは、選手が五輪やW杯直前の代表活動への参加を28日間に限定。練習や強化試合はもちろん、日本強化関係者によれば、「移動やマスコミ対応、イベントへの参加も代表活動の一環とみなされ、1日としてカウントされるだけに、八村の日本滞在時のスケジュールには細心の注意を払わなければならない」という。