渋野日向子フィーバーの裏で“渋い顔” 大会運営はツラいよ

公開日: 更新日:

 この関係者はさらに続ける。

「渋野人気でギャラリーが激増すれば、昨年よりトイレやギャラリーバス、警備員などを増やし、駐車場も広くしなければならない。今大会も土曜日と日曜日はバスを2台ずつ増やし、トイレも昨年より6つ増設した。先週の大会もトイレは10以上、バスも増便したと聞いた。経費はかかった分だけ支払われるわけではない。予算は決まっているので、バスやトイレ、警備員を増やせば利益はかなり減る。トーナメント観戦したゴルフファンから『夏はビールを飲んだり、水分を多く取るのにトイレの数が少なすぎる』という声をよく聞くが、その裏にはこのような事情があるのです」

 渋野は初日、首位から3打差、5アンダーの7位タイ。優勝を狙える位置につけた。

「ギャラリーは先週以上の多さで、正直ビックリした。たくさんの声援はうれしかったです」と言ったが、女子プロ界の「スター誕生」に渋い顔をしている者もいるのがトーナメントの現実なのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド