ラグビー観戦は酒を飲みながら「アンバランス」を楽しむ
サッカーならどうだ。ちょっと足を引っかけられたら芝の上をのたうち回って断末魔、審判が反則と認めなかったら、「なんでえクソ」てなツラして立ち上がり、何事もなかったようにスタスタと走りだす。あの未練がましいウソ芝居。
■趣味でやるには…
ラグビーってのは、痛いものは痛い。卑怯未練な嘘をつく暇がないぶちのめし合い。これが良いよな。
ただまあ、ラグビーは「見るスポーツ」だ。年寄りになって趣味でラグビーはよすがいい。
だいたいあの、どっちに跳ねるか見当のつかん南京豆みてえなボールの行く先を、瞬時に判断して追いかける運動神経などジジイにあるか? ラグビーは見て酒を飲むに限る。
な、なに、森喜朗はジジイになってもボール追っかけてた?
そりゃなんだろ。ジジイになっても、南京豆を追っかける体力だけは、あったんだろ。体力だけは! (水曜掲載)
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