八村塁のアピール力 真価はファイナルMVP級の献身的プレー

公開日: 更新日:

 米プロバスケットボールNBAのワシントン・ウィザーズの八村塁(21)。10月30日のヒューストン・ロケッツ戦で、今季8本連続して失敗していた3ポイント(P)シュートを3本決めるなど、自己最多の23得点をマーク。試合には敗れたが、本拠地開幕戦で地元ファンにシュート力をアピールした。

 開幕から4戦連続の2ケタ得点で、ここ3試合は30分以上の出場機会を得るなど順調にきている。

 優勝候補のロケッツ相手に3Pなど派手なプレーを披露したが、ボールを持っていない場面での貢献度も高い。

 エースのブラッドリー・ビールを中心とした攻撃では相手ディフェンスの進行を妨げるスクリーンに徹底。チームメートのシュートコース、スペースを確保するシーンが目立つ。トランジションといわれる攻守の切り替えも素早く、献身的なプレーでチームをアシストしている。

 黙々とチームプレーに徹する姿勢は、昨季トロント・ラプターズでチーム史上初のNBAファイナル制覇に貢献してMVPに選ばれたカワイ・レナード(現ロサンゼルス・クリッパーズ)と何かと比較されてきた。チームメートも「レナードに似ている」と口にする。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

  3. 3
    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

  4. 4
    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  1. 6
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

  2. 7
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  3. 8
    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

  4. 9
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  5. 10
    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ

    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ