残留も視野って…筒香、菊池、秋山の低すぎる米挑戦への志
14年ぶりに減少
メジャーはいま、選手の年俸を抑える傾向があるにはある。昨年の平均年俸は約4億5000万円。それまで右肩上がりだった金額は14年ぶりに減少した。中でもFA選手への投資を控えようという動きは顕著で、昨季の超目玉選手だったブライス・ハーパー(27=フィリーズ)とマニー・マチャド(27=パドレス)の移籍が決まったのは年明けの2月下旬。2015年のサイ・ヤング賞左腕のダラス・カイクル(31=ブレーブスからFA)や4年連続セーブ王のクレイグ・キンブレル(31=カブス)に至っては開幕後の6月まで移籍先が決まらず、しかも買いたたかれた。
先日、ブレーブスのアンソポロスGMが「他の27球団と連絡を取り合いFA市場やトレードに関して感触を得た」と発言。選手会に問題視されたのも、メジャー球団が結託して選手の年俸を抑えようともくろんでいるというウワサが背景にあるからだ。メジャーが選手との契約に関してシビアになっているのは間違いない。
実際、筒香と菊池はマイナー契約の可能性があるのだろうし、メジャー契約を勝ち取るであろう秋山にしても西武の「4年20億円」には遠く及ばない評価だからこそ、3人から「残留」の選択肢が消えないに違いない。