巨人高卒2年目・直江また好投 原監督“次を期待”発言の本心
松商学園高から2018年ドラフト3位で入団。現在7勝(2敗)の戸郷(同6位)とは同期だ。今オフ、エース菅野が球団にポスティングを直訴してメジャーへ移籍する可能性があるため、若い2人の台頭は「育成」を掲げる巨人にとってうれしい限りに違いない。
28日に大塚球団副代表は今秋のドラフトについて「1位は即戦力野手」と明言している。「(抽選が)外れたら投手にいく」とは言うが、1位が野手なら来年以降は戸郷と直江が先発ローテの中心となってエースの穴埋めをするしかない。
「とはいえ、高卒2年目の若い2人にチームの命運を託すほど原監督は甘くありません。期待はしてもアテにはしない、とよく言っていますから。補強ポイントでもある先発投手は今オフは中日・大野雄、来オフは広島・大瀬良をFAで続けて獲得できれば埋まるでしょう。あくまで『補強との両立』が巨人の原則です」(球界関係者)
「将来のエース」と言われた直江にしても、戸郷のように勝ち続け、さっさとローテに定着しないと、オフの大補強によってすぐにはじかれるのが巨人という球団。そのためにも、早めにプロ初勝利を手にしたいところだ。