世界Jr.女王の本田真凜はいつ「シニアの女王」なれるのか
フィギュアスケートGPシリーズNHK杯(大阪)が、27日に開幕する。26日には公式練習が行われ、本番を前に氷の感触を確かめた。
今大会は本田真凜(19)が初出場。昨年の全日本選手権2位の樋口新葉(19)、2010年バンクーバー五輪金メダルのキム・ヨナの後継者といわれる新鋭ユ・ヨン(16=韓国)らとの競演に注目が集まる。
本田が16年の世界ジュニア選手権で女王の称号を手にしてから4年。人気子役だった妹・望結(16)の存在もあって一躍、時の人に。三女・紗来(13)とともに美人3姉妹として話題を呼んだが、肝心の競技では結果が伴わず、昨季まで国内外の主要大会では、優勝どころか、表彰台すらない。
世界ジュニアの女王が、シニア転向後に結果を残せないのは極めて稀だ。04年大会を制した安藤美姫は、翌年の全日本選手権で優勝すると、07年には世界選手権で頂点に立った。浅田真央は05年大会で優勝すると、翌シーズンにはGPファイナルを制覇して、長らく世界のトップスケーターとして君臨した。この2人の妹分的存在だった村上佳菜子も10年大会でジュニア女王に上り詰めると、翌シーズンのGPシリーズ米国杯で優勝し、14年には四大陸選手権を制した。