大栄翔がストレート給金 躍進支える“ネズミ”退治と経験値
■平幕との対戦に不安残るが…
経験も大きい。2019年の5月場所以降は三役、あるいは平幕上位をキープ。常に横綱大関と対戦できる番付にいたことは、間違いなく本人の糧になっている。
「とはいえ、心配もゼロじゃない。役力士全員と当たった今場所、残るは平幕との対戦のみ。これまでは挑戦者の気持ちでガンガン向かっていけたが、自分より下の番付相手だと『負けられない』と気持ちも相撲も守りに入りがちです。実際、この日の輝戦では立ち合いで相手の動きを警戒したのか、これまでのように思い切って当たれていなかった」(前出のOB)
優勝争いだ何だと先のことまで考えず、一日一番の気持ちで相撲を取れればいいのだが。