大阪国際女子“川内PM”に苦言 元女王が憂うマラソンの将来
女子マラソンの元女王がおかんむりだ。
31日号砲の大阪国際女子マラソンはコロナ禍での開催により、長居公園内の周回コース(1周約2・8キロ)を約15周し、ヤンマースタジアム長居がゴールとなる。大会史上初の超変則コースも、記録は公認される。
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もうひとつの「初もの」が、川内優輝ら男性ペースメーカー(PM)の起用だ。
東京五輪の男女代表はすでに決定。注目に値する話題もない大会だけに、主催者は平坦な公園内の周回コースで、男性ランナーを先導役に日本記録(2時間19分12秒)更新を狙わせようという魂胆なのだろう。
そんなテレビ向けの「企画」に異論を唱えたのが、1988年ソウル五輪、87年世界陸上金メダルで90年の今大会覇者でもあるロザ・モタ(ポルトガル)だ。スポーツライターの武田薫氏が言う。