本田圭佑リトアニア移籍で“小遣い稼ぎ”のカラクリ 激安年俸を補うスパイク契約のヒミツ

公開日: 更新日:

 移籍先のリトアニア1部スドゥバが「海外8カ国目・9チーム目」となった元日本代表MFの本田圭佑(35)。契約期間は同国リーグが閉幕する今年12月まで。たとえフルに出場しても15試合ほどだ。

 前所属のアゼルバイジャン1部ネフチを7月15日に退団して以来、実戦から遠ざかっており、コンディション調整に時間がかかるのは必至。リトアニアでの出場は10試合にも満たないというのが、サッカー関係者の見立てだ。

 移籍発表後に「悪あがきがしたい。お金のためではない」とコメントした。確かに多くの稼ぎは期待できない。

「リトアニア1部の上位クラブでも、助っ人選手の年俸相場は400万円ほど。W杯3大会連続出場、3大会連続ゴールという勲章を最大限に評価されたとしても、本田の年俸は600万円前後」(前出の関係者)ともっぱらだ。

 確かに異国で暮らすには「生活できるだけの金額」(本田)だろう。

「いやいや年俸以外の余得もあります」と別の関係者が続ける。

「契約しているスパイクのメーカーが、選手と交わす契約金は<日本代表><1部所属><2部所属>とカテゴリーごとに差を付けている。ちなみに本田はイタリアの強豪ミランに所属していた時期、契約金が年間1億2000万円だったといわれている。今は日本代表の肩書もなくなったが、メーカー側から『どこの国でも1部リーグは1部リーグ。相応の契約金を払う』と約束されているみたい。欧州サッカー連盟のランキング30位台のサッカー小国・リトアニアでも、1部契約選手ということで月200万円はもらえるでしょう」

 W杯と無縁の国のリーグでも1部チームなら十分な小遣い稼ぎになる。

 本田の「1部リーグ世界行脚」は、まだまだ続きそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に