ロッテ逆転Vは佐々木朗希のカラダ次第…井口監督が「中6日」起用明言も無理は禁物
7日の楽天戦、ロッテ佐々木朗希(19)が約1カ月ぶりに先発。7回を4安打2失点と好投した。
1点を先制して迎えた二回、鈴木大に直球をライトスタンドへ運ばれはしたものの、毎回の8三振を奪った。しかし、同点の九回に守護神・益田が打たれ、チームは2―3で敗戦。同日、日本ハムを下した首位オリックスとのゲーム差は1.5に広がった。
今季一軍デビューした佐々木朗希は9月まで7試合に先発。全ての試合で中10日以上の登板間隔を設けていたが、優勝争いが佳境を迎えたこともあって、井口監督は「残り(試合)はしっかりと週1回投げることになると思う」と、中6日での起用を明言。逆転Vに向け、最速163キロの力に期待を寄せているのは間違いない。
とはいえ、果たして井口監督の思惑通りにいくのかどうか。佐々木朗希は9月10日、憧れの存在である楽天の田中将との対決で自己最長となる8回99球を投げたことが影響したのか、同23日のソフトバンク戦の先発を腰の張りにより、試合当日に急きょ、回避している。
そもそも佐々木朗希は自身の体の異変に関して敏感といわれている。同級生で今季15試合に登板、8勝をマークするヤクルトの奥川恭伸(20)でさえ、中9日以上を空けて先発している。井口監督とて、佐々木朗希の体のどこかに少しでも痛みや違和感があれば無理をさせるわけにはいかないだろう。
逆転Vを果たせるかどうかは佐々木のカラダ次第か。