絶好調の古江彩佳は女子プロでは“変わり種” 専属コーチ不在、海外に日本人キャディー帯同させず
現在、女子プロ界を席巻する20歳前後の選手はほとんどプロコーチの指導を受けている。賞金ランクトップの稲見萌寧(22)には高橋彩華(23)も教える奥嶋誠昭コーチがいる。同3位の小祝さくら(23)にも、吉田優利(21)や上田桃子(35)の「先生」でもある辻村明志コーチがついている。だが、最近4戦で3勝、今季6勝目を挙げた古江彩佳(21)には専属のコーチがいない。「変わり種」と言えるだろう。
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古江は幼少時から独学でゴルフを学んだ父親からスイングを習い、2017年から2年間在籍したナショナルチームではガレス・ジョーンズ・ヘッドコーチのアドバイスを受けていた。
ツアー関係者が言う。
「古江には、身体やトレーニングを見るトレーナーもいません。7日の優勝会見でも、『今は若さもあるからトレーニングをしなくてもいけているのかもしれないけど、のちのちはしていきたい』と言ってましたが、本心ですかね。あれだけ安定した下半身は体幹トレーニングなどをかなりやっていると思いますよ。そういうことを公にしたくないタイプなのかもしれません。渋野ですか? 彼女は昨年末、アマチュア時代から師事してきた青木翔コーチとの専属契約を解消し、石川遼から助言を受けたりしている。フィジカル面は専属トレーナーの斎藤大介氏がついて、飛距離を伸ばしたいといえば、筋肉の質などを調べて適した練習法を提供してくれるようです」