巨人がCS最終Sでヤクルトに勝てない根拠 OB元投手コーチ「菅野以外は燕打線を抑えられない」
2位阪神とのCSファーストステージ(S)を2連勝で通過した3位巨人は、10日から1位ヤクルトとのファイナルSに臨む。
ヤクルトには1勝のアドバンテージがあるが、巨人は先発投手の山口、メルセデスを使わずに勝ち上がれたのは大きい。敵地・甲子園で連勝した勢いもある。
巨人OBで元投手コーチの高橋善正氏(評論家)は「だからといって巨人が有利とは言えません」と、こう続ける。
「ファーストSは4番の岡本を欠いたこともあり、状態のいい丸を中心に置き、小技を駆使しながら1点を取る野球で勝ち上がった。ただ、阪神のミスによる自滅に助けられたところも大きかった。ヤクルトは粘り強いし、ポカも少ない。そう簡単にはいかないとみています」
まして、ヤクルト打線は強力だ。自身初の本塁打王に輝いた4番・村上、山田を中心に、リーグトップの625得点を叩き出した。今季の対戦成績は11勝11敗3分けの五分だが、9月以降は2勝6敗2分け、10月は1勝5敗と巨人が一方的にやられている。