阪神・矢野監督の退任表明、選手たちの本音は恐らくこうだ
■監督交代はチャンス
チームの士気、選手のやる気に影響を及ぼすという意見もあるが、これは心配ない。前述したように、選手は監督のために野球をやっているわけではない。中には、「矢野監督を男にしたい」と思う選手もいるだろう。でも、同じくらい、「今年一年の辛抱だ」と監督交代をチャンスと捉える選手もいるはずだ。選手にとって「いい監督」とは、自分を使ってくれる監督だ。ポジションに限りがある以上、逆の感情を抱いている選手も一定数はいるものだ。
そもそも、選手は自分のことで精いっぱい。居場所をつくるため、ポジションを守るため、必死に戦う。プロなのだから当然で、矢野監督の退任表明も冷静に受け止めているはずである。